ふと鏡を見ると歯が茶色くなってるのに気が付いて、気分が落ち込んだことがありませんか?
歯の着色の主な原因は毎日食べているものや飲んでいるものが、時間をかけて付着していくことです。
少しでも着色を予防したいと思うなら、着色しやすい食べ物をなるべく食べないことは効果的な方法です。
着色しやすい食べ物を覚えてメニュー選びに役立てください。
目次
色の濃い食べ物
色が濃い食べ物はとても着色しやすいです。
カレーライス・ミートソースや醤油・ソースなどの調味料、色の濃いブルーベリーなどが挙げられます。
カレーライス
カレーの中のターメリックという香辛料が歯を黄色くします。
これは色素が歯の中に入りこむというよりも、歯の表面を黄色くしているだけなので、食後に意識して歯磨きを丁寧にすれば改善されます。
ベリー類の果物
ブルーベリー、ブラックベリー、巨峰、さくらんぼ、ザクロ…
食べているときに手や手拭きを見てみると、手洗いや洗濯してもなかなかとれなさそうな汚れが付いていますね。
同じような着色が歯にも起こっていると思ってよいでしょう。
チョコレート
ステインの原因になりやすいポリフェノールを含んでいるチョコレートも着色しやすい食べ物です。
チョコとコーヒーの組み合わせは着色コンビですね。
ソース・ケチャップ・醤油
食べ物として意識してませんが、色の濃い調味料も着色しやすいです。
チキンライスや焼きそば、ミートソース、夏のそうめんやソバなど、めんつゆに付けて食べるものも当てはまります。
例えば、焼き鳥を食べるならタレではなく、塩を選ぶことで着色予防になります。
着色料が多く含まれているもの
外国製などの鮮やかな色の飴やガム、食べた後に着色料で舌に色がつくかき氷、真っ赤なキムチなども歯に着色します。
舌に色が付くので、歯にも付くのは自然ですね。
食べ物ではないですが、タバコも着色しやすいものの一つです。しかも、タバコのヤニは脂の一種なので、汚れがしつこく落ちにくい成分です。
歯を白く保ちたいなら、止めたり回数を減らしたほうがいいですね。
酸性の食べ物は着色を助長させる!
ほとんどの食べ物は着色の原因になりますが、特に気を付けたいのは上記の濃い色の食べ物と、これから説明する着色を助長させる食べ物です。
この組み合わせは着色が進むので、注意したほうがよいでしょう。
着色を助長させる食べ物は酸性の食べ物です。
口の中が酸性になることによって歯の表面が溶けやすくなります。
これを脱灰といい、食事をしているときは少なからず脱灰が起こり、唾液によって修復する、ということを繰り返しています。
歯が溶けている間は表面にザラザラと凹凸ができている状態なので、汚れがたまりやすく、着色しやすい状態になっているのです。
着色しやすくなる食べ物があるなんて、驚きですね。
これを知って食べ合わせに気を付ければ、さらに食べ物による着色が予防できます。
酸性の食べ物
柑橘系の果物や、トマトなど、酸っぱさを感じるものは、歯のエナメル質を傷つけるので、着色しやすい食材との食べ合わせに気を付けましょう。
シュウ酸を含む食べ物
ほうれん草や青いバナナに含まれている渋みの成分であるシュウ酸も酸性の一種です。
食べると口の中がキシキシと軋む感覚になることがありますが、それがシュウ酸で、歯の表面を傷つけています。
着色を予防する方法
上記にあげた食べ物を控えたり、食べ合わせを気にしたりすることによって、食べ物による着色はかなり防げると思いますが、食べてしまったときに有効なことをやってみるのもよいでしょう。
口をゆすぐ
色の濃い食べ物を食べたあとには口をゆすぐなどして、歯に食べ物の色が残らないようにしましょう。
口をゆすぐのが難しそうなら、お水を飲むだけでも効果的です。
他にはガムを噛んで唾液を分泌させるのもよいでしょう。ガムがキシリトール入りのガムなら、虫歯予防にもなります。
丁寧にブラッシング
食後に正しいブラッシング方法で磨くことが大切です。
ただし、食後30分以内は歯の表面が傷ついているので、あまり強く磨かないこと。
1日に3回以上磨く人も、エナメル質を傷つけてしまう恐れがあるので、研磨剤の入ってない歯磨き粉を使うほうがよいでしょう。
コーティング作用のある歯磨き粉を使用する
エナメル質と同じ成分のハイドロキシアパタイトが配合された歯磨き粉を使って、事前に歯の表面に膜を張る方法です。
とても細かい粒子でないと効果はあまりないので、購入する時には注意してください。
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まとめ
食べるものに気を付けるだけで着色は予防できそうですし、メニューを見て頼むときに組み合わせに気を付けることができますね。
外的要因である食べ物による着色は、ある程度は自分で防ぐことができるので、日頃の行動から変えていければ白い歯もキープできますよ!
食べ物だけでなく、着色してしまう飲み物にも注意が必要なので、こちらの記事も参考にして下さいね⇒歯を着色させてしまう飲み物
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