ホワイトニング、とはカテゴリーが少し違いますが、歯の印象や見た目をすっかり変える方法としてインプラントがあります。
主には歯を失ってしまった時に、入れ歯やブリッジと並ぶ選択肢の一つですが、口腔の機能を回復させながら、審美的な治療も叶えることができます。
インプラント治療はどのようなものか、詳しくみてみましょう!
目次
インプラントとは?
虫歯や歯周病、事故などで大きく損なってしまった歯、入れ歯やブリッジで補っていた歯や抜けてしまった歯などの代わりに人工の歯を作る治療法です。
顎の骨に人工的な土台であるインプラントを埋め入れる手術を行い、インプラントが骨としっかり結合するのを待ちます。
その後に人工歯を被せて、元の歯のような見た目、噛み合わせを回復させます。
また、「ホワイトニングでは白くならない歯を白くしたい」、「義歯の見た目を良くしたい」、という審美的希望に沿うこともできます。
インプラント治療をする際に、白さや歯並び、歯が影響する顔の印象なども自分の希望通りに変えられることもできます。
インプラントの安全性は?
インプラントは人体との相性が良いチタンでできています。歯科以外の分野では、人工の関節や骨の代用として、外科でも使用されています。
インプラント手術の安全性ですが、リスクはゼロではないものの、親知らずの抜歯程度の手術の規模です。
ただ、顎には大切な血管が通っているので、埋め入れる前の検査がとても大切なものになってきます。
インプラント手術は痛い?
今まで歯科医院で行ってきた施術とは異なるので、インプラント治療には不安や心配がつきものだと思います。
その中の一つに、手術の痛みを想像して治療をためらう方もいらっしゃるでしょう。
手術中に関しては局所麻酔をかけるので、痛みを感じることはほぼないです。
麻酔が効きにくいなど不安なことがあれば、歯科医師に相談しておきましょう。
また、恐怖や不安を感じやすい方は、手術中の意識をうっすらとさせる静脈内鎮静法という方法があります。
寝ているような、ぼんやりした状態で手術を受けることができます。
静脈内鎮静法は体への負担も少なく希望する人も多いですが、実施していない医院もあるので、カウンセリング時に確認してください。
かかる費用はどれくらいなの?保険はきくの?
インプラントの治療には一般的には保険は適用されません。自費診療となるので、費用は医院によって差があります。
大体の平均は、インプラント1本につき30~40万程度です。
何本インプラントを埋め入れるか、手術の種類や経過、患者様の希望や口腔内の状況、歯科医院の価格設定に大きく左右されます。
医院によって価格設定は違いますが、あまりにも安すぎるものは、何かが抜けていたりすることがあります。
インプラント治療はやり直すのも大がかりな治療なので、決め手を費用だけに絞らず医院選びは慎重にしましょう。
インプラントに医療費控除は適用されるの?
手術を伴う治療なので、金額的にあまりに安価なものでも不安になりますが、かといって、高額すぎる治療費も心配ですね。
インプラント治療には医療費控除が適用されるので、治療をうけたあとにしっかり申請しましょう。
控除の対象は10万を超えた費用です。
インプラント治療は高額になることがほとんどなので、領収書はすべてとっておいて申告忘れのないようにしましょう。
インプラントにデメリットはあるの?
失ってしまった歯は永久に戻りませんが、その役割がほぼ元通りになるインプラント治療は素晴らしいものだと思います。
メリットもありますが、デメリットはないのでしょうか?
1.手術が必要
インプラントを顎の骨に埋め入れるには外科手術が必要です。
痛みや腫れ、手術に対する恐怖心や、もし成功しなかったら・・・という不安を感じることがあるかもしれません。
2.骨とインプラントが結合しない場合もある
手術で骨に埋め入れたインプラントが骨としっかり結合しないと、しっかり力いっぱい噛むことはできません。
しかし、埋め入れる位置、顎の骨の量や、その他さまざまな理由で結合しない場合が稀にあります。
3.手術できない人がいる
先にあげた顎の骨の状態や、持病をもっている方、薬が体に合わない方など、手術ができない方もいらっしゃいます。
かかりつけの医師や、歯科医師と相談して、治療を受けられるか検討しましょう。
4.治療完了までに時間がかかる
慎重に医院選びをすることから、インプラント治療は始まります。
まずはカウンセリングを受けて、自分の希望と医院の方針が合うか、などを決めます。
そのあと、治療計画を立てるために診察やCT撮影、被せ物を決めたり、術前にも何度か医院に足を運びます。
術後はインプラントと骨が結合をするのを待つので、少なくとも3か月はかかるでしょう。
5.費用が高額である
インプラント治療は保険を適用できず、自費診療になるので費用が高額になります。
安全や見た目を求めるならなおさら高額になる傾向があります。
医院よってはカードやローンを組めるところもあるので、あきらめずに相談してみましょう。
インプラントとホワイトニングの組み合わせ
インプラントを希望し施術する場合、今の自分の歯の色ではなく、なりたい白さにホワイトニングした後、その白さにインプラントの上部構造を合わせて作成すると、歯全体が白い印象になります。
もし、インプラントをすることになったら、ぜひホワイトニングも一緒にしたいですね。
まとめ
歯の役割は私たちが思っているよりも、ずっと重要です。失ってしまった人なら、余計に実感する大切さでしょう。
自分の歯を大切に使うことが一番ですが、もしも歯を失ってしまったときは、前向きに考えて、顔全体の印象が変わる治療法の一つとしてインプラントのことを覚えておいてくださいね。
▼インプラント治療をするなら実績のある「精密審美歯科」も参考に!